樋口円香はアイドルの夢を見るか

大変だ、大変なアイドルが実装されてしまった。

もうおしまいだ。



樋口円香。



そもそも樋口円香は


ショートヘアー(ボブだと尚良し)

目隠れ

ヘアピン

闇属性

百合属性


といった具合に俺のツボを抑えまくったとんでも最終兵器であった。

高山君さては俺のTwitterアカウント監視してるね?

これは実装前の話なのであくまで属性でしかキャラを判断出来なかったが。

しかし余りにもビジュアルと属性がど真ん中すぎて事務所アイドルとして、とかそういう俯瞰的な視点で円香のことを考える事が出来ない……………困った………………



と思っていた時期が2000年ぐらいあった。


実際プロデュースをし、今読めるコミュを全て読んでみたら、そんな外付けのスペックなんて全て吹き飛ばしてしまう程の本当の爆弾を彼女は抱えていた。

樋口円香の一番の魅力は複雑難解過ぎるその内心にあった。




※ここから先は多分にネタバレを含みます。

 またあくまで僕の解釈で話を進めています。解釈違いどんと来いです。



円香の斜に構えた態度は「必死に頑張って頑張って、それでも評価されなかった時どうなってしまうか怖い」という恐怖心から来ていて、自己評価の低さも恐怖から必死になれない自分から来ている。




これは裏を返すと「努力は報われて然るべき」と心の底では思っているということ。

だからシーズン3での会場の雰囲気が円香には居心地の悪いものだった、場違い感を感じてしまった。

二酸化炭素濃度の話は単に人の多さを表現しているのではない。

その「濃度」についての話なんだよ。

泣いていたアイドルを見て必死じゃない自分が必死になっている人間に勝てない方がいいと思った。

というかどこかでそうあって欲しいと願っていた。



そしてそうではない結果が出た。

怖くなった。

ほら、やっぱり、努力が報われるなんて出来過ぎた話でしょ、って。





かと言って全く努力をしない、というわけではない。

むしろ多分円香は傍から見たらかなりの努力をしている。

ただ熱くなりたくない、自分は必死になっている訳ではない、と思い込むため(ダメだった時の保険を効かせるため)にそう言っているだけ。

そうやって自分のメンタルをコントロールしている。


円香はファンの想いを無下に出来ずPには黙って静かにレッスンに励むことが出来るような、そんな人一倍優しくて真面目な子なんだよ。

優しいから誰よりもダメだった時の怖さがわかってしまう。


なぁ円香、期待されたくなかったんじゃないのか?

じゃあ何故その鍵を手に取ったんだ?





これはWINGに進めなかった時の円香。

自分ではそう認めてはいなかったかもしれないが、本当努力をしていた。





自虐的になってしまうわけだが、この最後の格好悪いで目を逸らすところが本当にしんどい。

泣く、弱いプロデューサーでごめんな。




はじめ円香はPの事を透のPだから嫌いなんだと思っていた。

というか入りはそうだったと思う。

しかし世界最上最愛ゲームアイドルマスターシャイニーカラーズがそんな安直な設定を許す筈が無かった。我々が愛した世界最上最愛ゲームアイドルマスターシャイニーカラーズは常に想像を超えてくる。アイドルマスターシャイニーカラーズ。


円香Pは円香から逃げずに愚直すぎる程に円香と向き合った。

夢とか全力とか円香が嫌いそうな言葉を愚直すぎる程に伝えた。

円香がそれを良しと思わなかったのは本心だと思う、夢とか全力とかウザい本気で価値観が合わないと思っていただろう。

が、努力は評価されて然るべきと思っている彼女は心のどこかで認めてもらうことに飢えていた。

努力は報われるって言って欲しかった。

報われなくてもそれは悪い事では無く、得るものもいっぱいあるということを教えて欲しかった。




だからこの問いに対するアンサーは少しだけ円香にとって救いになった。


「越えるまで一緒にやる」ではなく「諦める勇気を持てるまでそばにいる」


恐怖を乗り越えるのではなく、一緒に分かち合おう。

これはきっと今の円香が本当に欲しかった答え。





アイドルマスターシャイニーカラーズ楽しすぎない?



なぁ円香、俺達やっと、少しだけ分かり合えたよな?








これがうちの樋口円香ね。


飛ぼうとすることを恐れていた円香はもういないとは言い切れない。

でも飛ぼうとすることの気持ちよさ、達成感を円香は思い出した(過去に挫折を経験している、という円香の過去を勝手に想像しながらお送りしています)

きっとまだ怖いことだらけだろう、でも大丈夫だ、俺がいる。

円香もきっとそれを少しだけわかってくれた、だからもう一度という俺の頼みに、はいと答えてくれた。(これはWING決勝で敗れた世界線の話)




前述した通り、円香は過去にどういう経験があったのか、幼馴染達とどうやって育ってきて今の樋口円香が出来上がったのか。

それについては今の段階では知る由も無いし、これからも明かされないのかもしれないが、インパクトこそあれど円香は普通の「夢を見ることを怖がっている女の子」なのだ。

共通コミュを見ただけで何をわかった気になっているんだ。

お前はまだノクチルとしての樋口円香すら知らないだろう。

いや本当にその通りなんだがこちらが知ろうとしないと円香は永遠に心を開いてくれない。


俺はどうすればいいか。

簡単だ、一緒に歩んで夢を見ることは素晴らしい事なんだって教えてあげればいい。

自分で引いてしまっている必死になるというその線を、俺が消してあげればいいんだ。

もし夢敗れてしまって、疲れて夢を追うことが怖くなってしまった時は、その時は円香より先に俺が大声で泣こう。





円香、お前は俺が羽ばたかせてやる。














と、ここまで平静を装って来たが

なぁ、最後のコミュの本当に最後さ



…………………………………………………………………………………………………………………………………???????????、??……………………ええ?????????????………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………?………………………………………………………………………………………………???????????????????????????



え?何?無理かうぃいかわい

おわった、ニルヴァーシュ type the END

いや正直ゴミクズ以下とか視界に入るなとか言われてもうほんと泣きそうだった辛かった生きててゴメン俺そんなまずいことしたかな言ったかなほんとごめんねぴえんぴえんて感じだったのに

90%がツンだからデレた時の破壊力が国家権力すらも凌駕する

「明日からもよろしくお願いします」だけで感無量だったのに

俺は今何を言われた?え?プ、プロ、プロジ、プ、プロプロプロpぽ、え?れ







円香、お前は俺が羽ばたかせてやる。

Amusement Place

サブカルチャー保管庫

0コメント

  • 1000 / 1000